おしっこのチクチクで血尿の症状が出るとき
ある日、トイレでびっくり!「おしっこが真っ赤」
おしっこのチクチクの症状の中でもショッキングな血尿。
血尿は「出血性おしっこのチクチク」といわれ、炎症をおこした膀胱の粘膜から出血している状態です。
ちくちくしたり、ズーンと痛いおしっこのチクチク進行中によくある症状です。
血尿。実際自分が体験してみるとすごく恐ろしいんだけど、おしっこのチクチクになると案外、血尿がでることは多いのです。
膀胱内の粘膜はとても柔らかく、尿道から膀胱内に入り込んだウイルスが増殖すると、弱い粘膜がすぐにただれてしまいまい、出血しやすくなるのです。だからといって血尿が「気にしなくてもいい」わけじゃないです。
おしっこのチクチクによる血尿は、おしっこのチクチクが悪化しているサインの可能性もあります。
膀胱からの出血による血尿でなく、「腎盂腎炎」の可能性もあります。どちらにしても、血尿が出た場合は医者に行く必要があります。
おしっこが真っ赤になるほどのものから、顕微鏡で見なければわからない状態のものもあります。
大人なら急性おしっこのチクチクの症状のひとつですが、実は子供にも多いのが「出血性おしっこのチクチク」なのです。
出血性おしっこのチクチクの原因は「ウイルス」
おしっこ時にチクチクと刺すような痛みがあり、真っ赤な血尿がでることがあります。
ウイルスが原因の場合は特効薬はありません。
からだの免疫力を高め、自然治癒することが唯一の治療法です。
ウイルスが原因でない場合も
特殊な例ですが、抗がん薬や免疫抑制薬、抗アレルギー薬などの医薬品が原因の出血性おしっこのチクチクもあります。抗生物質や漢方薬が原因となる場合もあるようです。
がん治療などでうける放射線治療の後遺症として出血性おしっこのチクチクになる場合もあります。
急性おしっこのチクチクかもしれない?
尿に血が混じってる、もしくはおしっこの時に痛い、残尿感がある・・・。そんなときは出血性の急性おしっこのチクチクの可能性があります。
おしっこのチクチクは体の構造上女性に多い病気です。そして、なんとなく「自然治癒するかも」と放っておいてしまい、悪化する病気でもあります。
- おしっこの時にチクチク痛い
- ずーんと膀胱あたりが重い
- 残尿感があり一日に何度もトイレに行きたくなる
- 尿に血がまじっている
- すぐにもれそうな感覚になる
こんな症状があると、急性おしっこのチクチクに可能性が大きいです。
【濁り】おしっこのチクチク時のおしっこの変化
おしっこのチクチクになると「血尿」だけでなく、おしっこの様子が普段とは異なってきます。
尿が白く濁るというのも代表的なおしっこのチクチクの症状です。
- 膀胱に入った細菌と戦った免疫細胞(白血球)の死骸
- 炎症をおこしてただれ、剥がれ落ちてしまった膀胱の粘膜
- 炎症部分から分泌した液
これらのものが尿に混じることで、いつもは黄色い透明なおしっこが白く濁ってしまいます。
濁りはおしっこのチクチクの症状としてひんぱんにみられるものです。
急性おしっこのチクチクの場合、痛みがないことはあまりないのですが、知らないうちに悪化することもあるので、病院での尿検査は必須です。
【頻尿】おしっこのチクチク時のおしっこの回数
おしっこのチクチクでは、トイレに何度も行きたくなる、いわゆる頻尿という症状もあります。そして排尿量はごくわずかというのが典型的な症状です。これは9割の患者にみられる症状です。
この症状は、膀胱内の粘膜の炎症によって、神経が過敏になって起こるものです。治療によって炎症が治まれば、症状も消えます。