おしっこのチクチクの症状は下腹部の痛みだけじゃない
膀胱に大腸菌などが侵入して炎症を起こすおしっこのチクチク。
- 腹痛
- 排尿痛
- 性器のかゆみ
- 発熱
などの「炎症からくる症状」の他に
- 頻尿
- 残尿感
- 失禁
など、「膀胱の機能自体が弱まって生じる症状」があります。
普通「お腹が痛い」くらいでは病院にはいかないし、痛み止めでなんとかしようと思うものです。ときに生理前だったりすると「ま、こんなもんかな?」と自分で決めてしまうことも多いですよね。
女性がおしっこのチクチクになりやすい主な原因は
女性の体は肛門と尿管が近いため、尿管から細菌が入りやすいのが一番の原因。
その他、生理用品で蒸れやすいなどの要因もあります。
ただ、気をつけていても「おしっこのチクチクになりやすい人」もいます。
- 冷え症
- 免疫力が低い
- ストレスが溜まってる
私たちの体には雑菌が侵入してきても菌と戦う「免疫力」があるのですが、肉体的・精神的に弱っている時期には免疫力が落ちて流ので、おしっこのチクチクになりやすくなります。
なかなか体質改善は難しいので、一度おしっこのチクチクになると、再発しやすいという事実もあります。
軽度なおしっこのチクチクの症状は、腹痛と残尿感から
なんとなくトイレのあともすっきりしない
トイレが近くなった
お腹がズーンと痛い
これだけで「おしっこのチクチクを発症した」と思う方はなかなかいないかもしれません。
「お腹がゆるい時の痛み」なのか「おしっこのチクチクの痛み」なのか、以前おしっこのチクチクにかかった人だともしかしたらわかるかもしれません。
何となく調子悪い〜から常に「お腹が痛い」「気持ちが悪い」状態になり、尿が濁っていたりおしっこのあとに膀胱がジーンと痛むようなら、おしっこのチクチクの可能性が高いです。
おしっこのチクチクで「吐き気」は起こる?
- 下腹部に違和感
- トイレに行った後の痛み
- 発熱
と症状が悪くなると「吐き気」をもよおす人も出てきます。
発熱から悪寒が走り、吐き気をもよおす。
もしくは発熱がなくても、膀胱の違和感から吐き気があるという女性もいます。
生理痛や頭痛、腰痛など、体の痛みが「吐き気」になることもありますが、よく聞くおしっこのチクチクの症状ではないため「これは一体なんだろう」と怖くなることがあります。
おしっこのチクチクが悪化して、発熱を伴う場合には吐き気が起こることを覚えておいてください。
腹痛を感じても、まあ我慢できるし…。
ちょっと体調悪かったし、疲れてるし、
冷え性だから寒気がするんだろうし…。
病院に行って「なんでもありませんでした」って言われるのもちょっと恥ずかしい。
その気持ちすごくわかります。
でもおしっこのチクチクだった場合、放っておいて完治することはほとんどありません。
おしっこのチクチクで病院へ行くと?
いろんな症状でおしっこのチクチクかも?と病院(泌尿器科か、婦人科)へ行くと
- お腹を押さえて痛い場所を特定する「触診」
- 尿を採取して試験紙で調べる「尿検査」
この二つでほぼ、わかります。血液検査で白血球の量を調べることもありますが。
おしっこのチクチクの診断が降ると基本的に細菌を殺す「抗生剤」を処方されます。
痛みがひどい時には痛み止めももらいます。
抗生剤をきちんと決められた期間しっかり飲んで治すことが大切です。
症状がなくなったからといって途中でやめると、また菌は増殖を始めます。