フロモックスは第一世代のセファム経口製剤
膀胱炎の治療は細菌を殺すことが中心なので、抗生剤が投与されます。
細菌性膀胱炎では、ニューロキノロン系、セファム系、ペニシリン系を使うことが多いのですが、フロモックスはセファム系の抗生剤です。
セファム系抗生剤には第一世代、第二世代、第三世代、第四世代がありますが、フロモックスは第一世代のセファム経口製剤です。
フロモックスが適応される菌
●大腸菌
●ブドウ球菌属
●レンサ球菌属
●肺炎球菌属
●ペプトストレプトコッカス属
●アクネ菌
●淋菌
●モラクセラ・カタラーリス
●シトロバクター属
●クレブシェラ属
●エンテロバクター属
●セラチア属
●インフルエンザ菌
などです。
フロモックスを服用しても膀胱炎の症状が緩和されない時や尿検査の所見が改善されない時は、フロモックスの適応外の菌が原因なのかもしれません。
フロモックスによって効果のある細菌が原因の場合「フロモックス膀胱炎」と呼ばれることがあります。
膀胱炎(フロモックス膀胱炎)の際、服薬以外で患者が出来る生活上の注意は、水分を十分に取ることです。水分を十分に取ることによって、尿道を洗い流すのです。そうすることにより、細菌も一緒に洗い流されます。また、おしっこを我慢するのもよくありません。
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