あれ?おしっこのチクチクかも?おしっこのチクチクの初期症状は「チクチク」「違和感」
おしっこのチクチクとは大腸菌などの細菌によって膀胱が炎症を起こす病気のことで、男性よりも女性に多い疾患としてよく知られているものです。これは女性の方が尿道が短く細菌が膀胱内に入りやすいからで、トイレを我慢したり、水分をあまり摂っていないとさらに細菌が繁殖しやすくなってしまうため、注意が必要です。
おしっこのチクチクの初期症状では
●トイレが近くなる
●排尿時に痛みが生じる
●残尿感がある
というような軽い違和感を感じるようになります。
この程度の段階ではおしっこのチクチクかもしれないと気付かない人も多く、症状が悪化するまで放置してしまうケースも少なくありません。しかし、おしっこのチクチクは悪化すると腎盂炎などの重大な疾患を引き起こす原因となる場合もありますので、何かおかしいと感じたらすぐに診察を受けることが大切です。
初期症状で感じる痛み「しみるような痛み」
これは膀胱の粘膜が細菌によって傷付いているからで、この痛みは症状が進むにつれてさらにひどくなります。発熱や腰痛を伴うようであれば要注意です。おしっこのチクチクの診察は内科や泌尿器科、婦人科などで行っています。膀胱内で細菌が繁殖しているかどうかは尿検査によってすぐに調べることができ、治療には細菌を退治する薬が用いられます。
しかし、更年期の女性のおしっこのチクチクは細菌感染ではない場合もあります。女性ホルモンの減少によって起こる炎症であるため、検査を受けても細菌が見つかりません。
この場合は婦人科を受診し、ホルモン補充療法などを行うことで炎症を抑えることができます。どちらの場合も初期症状に違いはありませんので、日頃から体の変化に注意を向けて過ごすようにしましょう。