おしっこのチクチクには急性おしっこのチクチクと慢性おしっこのチクチクがあります。
急性おしっこのチクチクは、腹痛や血尿、残量感などつよい症状が現れますが、慢性おしっこのチクチクは症状は軽く、自分でもおしっこのチクチクとわからない場合もあります。症状は軽いのですが治療に時間がかかります。
おしっこのチクチクを繰り返してしまう私は、「慢性」かもしれないと思う方も多いようです。その場合は慢性というより、単純に急性おしっこのチクチクが治りきらずにいる場合もあります。
急性おしっこのチクチクは膀胱に大腸菌などのウイルスが侵入した場合が多いですが、本当の「慢性おしっこのチクチク」はちょっとやっかいなものです。
慢性おしっこのチクチクは「慢性複雑性おしっこのチクチク」の場合があります。
慢性複雑性おしっこのチクチクは、何か別の原因があり、細菌が膀胱内に侵入・繁殖し、膀胱粘膜に炎症を起こしている可能のあるおしっこのチクチクです。
症状は軽く、自覚症状がない場合もあります。
トイレの回数が多い「頻尿」や、おしっこのときちょっと痛む・・・トイレから出てもすっきりせず、まだ残ってる感じがある。
そういう症状が続く場合は何か別の原因がある「慢性複雑性おしっこのチクチク」かもしれません。
他に考えられる原因としては
- 肥大症
- 膀胱結石
- 尿路結石
- 糖尿病
- 腫瘍
などが考えられます。
膀胱結石が原因のおしっこのチクチクは、膀胱内に細菌のある石ができてしまい、膀胱内の細菌の繁殖・感染が長く続くことがあります。
原因が不明な場合も、まれにあるようです。
細菌性の慢性おしっこのチクチクは、急性おしっこのチクチクと治療法はおなじ
細菌性の慢性おしっこのチクチクの場合、治療法は急性おしっこのチクチクと同様です。
抗菌剤や抗生物質を投与しますが、慢性おしっこのチクチクの治療は長期になる場合があります。
他の疾患が原因の場合、大元の原因である基礎疾患の治療を行わないと、根本的な治療にはなりません。