おしっこのチクチクは細菌が尿道から膀胱へ侵入することから始まる
つまり、おしっこのチクチクなってしまう理由は「細菌が膀胱にたどり着いた」ということです。それから考えて
細菌を膀胱へ届かせないこと
に集中しておしっこのチクチク対策を考えてみましょう
女性におしっこのチクチクが多いということから考えて、5つのテーマについて考えてみます。
生理中は特に気をつけて
生理中は最低でも3~4時間に1回以上、生理用品を交換しましょう。ただでさえ蒸れる要因になるナプキンなどは菌の繁殖の温床です。経血がついたままで放置しておくことはさらに菌の繁殖を促します。
オフィスなどではやはり視線が気になるもの。でも、おしっこのチクチクになったら元も子もありませんから、周りの目がどうであれ「トイレに行き、交換する」ことを心がけましょう。
トイレ後の拭き方は前から後ろへ
大きい方の後が特に重要ですが、おしっこの時も同じように「まえからうしろにむかって拭く」という癖をつけましょう。カラダで覚えることが大切。
案外「大の時だけ」とか「シャワートイレだから気にしてない」という人が多いです。
でも必ず「前から後ろ」を実践するだけで膀胱への大腸菌の侵入リスクは減ります。簡単なことこそ、とても重要です。
清潔な下着をつけましょう
清潔な下着。これって当たり前のこと。なのでみんなができてて当然。
とはいうものの、飲み会で遅くなって、化粧も落とさず倒れこむように寝てしまう事がないとは言えません。
そういう時「アーーー化粧落とさず寝ちゃったー!ショック!」って自己厭悪に陥るんですが、下着の、あそこらへんの心配もしてください。
清潔な下着を身につけることと、尿道や性器のまわりをいつも清潔にすることを意識してください。1日の終わりに下着を見ると予想以上に汚れてる事がありますよね。
そもそも、「あそこらへん」は不衛生になりやすいと意識する事が大切です。
シャワートイレの利用も効果的ですが、洗いすぎたり、勢いが良すぎて逆に細菌が尿道付近に飛んでしまう事があります。
腟の粘液にはもともと自浄作用が備わっています。ビデを使用しすぎると、その「殺菌成分」を洗い流しすぎて逆効果になってしまう場合があります。
水分をたっぷり補給する
おしっこのチクチクになった人には
- 水分を取らないからトイレに行かない
- トイレに行きたくないから水分を取らない
という生活を送っていた人がいます。これはとんでもない間違いです。
水分を取り、体の老廃物をきちんと体外へ出す。当たり前のデトックスがうまくいかないとおしっこのチクチクだけでなくいろいろな病気を引き起こす可能性が増します。
水分をたくさん摂取して尿の量を増やせば、トイレに行く回数が増え、細菌を早く体外に排出することになります。
体を温め、免疫力が落ちないようにする
おしっこのチクチクは身体が冷えるとかかりやすくなり、悪化もしやすくなります。
これは体の「免疫」に関わることです。
体、特に「お腹」を冷やさないだけで、免疫力が下がることなく外から侵入してきた細菌などに対処することができます。
体温を上げて免疫力アップする天然果汁「サジージュース」がおしっこのチクチクの人に評判です。
おしっこのチクチクは再発しやすい病気だから体質改善を
なぜ?おしっこのチクチクは繰り返すのか?
それは「なった時に対処するだけ」だからです。
おしっこのチクチクになっても、処方された抗生物質を飲めばたいてい2~3日で症状が治まります。
まずありがちなのが、そこで服用をやめてしまうこと。これは絶対に避けましょう。きちんと細菌を殺菌してしまうまで、処方されたぶんをすべて飲みきるようにしてください。
もし何度もおしっこのチクチクにかかってしまう場合、もしかしたら殺菌したものとは別の細菌が原因かもしれません。
尿検査で菌の種類を調べてもらい、原因菌を殺菌するための抗生物質を処方してもらってください。
おしっこのチクチクはその人の意識、ライフスタイルによるものが大きいのです。
細菌は一年中うようよしています。
おしっこのチクチクにかかりやすいのは「外的要因」だけでなく、その人が「清潔にすること」をどれだけ意識しているかによります。
上にあげた五つの心がけをしっかり守り、免疫力を上げるものを摂り、おしっこのチクチクにならない体、おしっこのチクチクにならない環境を作りましょう。