膀胱炎の原因菌は、ほとんど大腸菌


大腸菌は、大腸にいるときは無害?

急性膀胱炎の原因の8割以上が、尿道から侵入した「大腸菌」です。
大腸菌は生まれてからすぐ、赤ちゃんの腸内で増殖します。それくらい普通の健康な人のおなかの中でも活動している菌です。
ところが、大腸菌が腸以外の臓器にはいってくると大変!尿道から侵入すれば炎症をおこすし、口から入れば下痢、腹痛をおこします。
大腸菌の悪いイメージの代表は「O-157」のような病原性大腸菌です。

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大腸菌は大便の中にも多く、肛門の周りや腟(ちつ)付近にも常に存在して います。

トイレでお尻を拭くときに、ちょっと尿道あたりについたりすることも。
拭くときは前から後ろへ。

シャワートイレでも大腸菌が付着することがあります。洗い流した後も、しっかり拭きましょう。

ナプキンも蒸れやすく、菌が繁殖しやすいです。こまめに交換するようにしましょう。
女性は肛門と尿道口の位置が近いので、細菌が尿道口から膀胱に侵入しやすいのです。

 

膀胱炎以外でも、大腸菌はこわい

大腸菌が体内に入った場合、潜伏期間は3日間程度。
激しい腹痛と下痢にみまわれ、水のような便が出た後、出血します。(下血)
ほおっておくと溶解性尿毒症や脳障害をおこすこともあるようです。

さらに一週間ほどで赤血球が破壊されてきて、重症の場合死んでしまうことも。

 

大腸菌は防げます

大腸菌が身体の中に入るのを防ぐには

  1. 食べものを良く洗い、加熱しなければいけないものはしっかり過熱。
    冷蔵庫の中身は案外危険です。早めに食べましょう。
  2. 調理器具をしっかり洗いましょう。熱湯消毒や塩素系消毒剤が効果的。
  3. 調理や食事の前には石鹸で手を洗いましょう。
  4. お腹がいたくて下痢が続いたら、医師の診療を受けましょう。
  5. 発症した人のいる家庭では、便や下着などの取り扱いに注意。